コラム

子どもの歯磨き

歯磨きのベストタイミング


歯磨きのベストタイミングは「朝起きてすぐ」と「夜寝る前」です。
実は1日の中でも朝起きてすぐが一番汚いのです。
夜寝ている間に唾液が少なくなった事が原因で爆発的に増えた菌を落とす効果があります。
寝ている間に菌が爆発的に増える為、直前に歯垢を取り除いておくことで、菌の増殖を防ぐ効果があります。

歯磨きを嫌がる子ども

①歯磨き前の声かけ

歯磨きを促すために、ついつい否定的な言葉をかけていませんか?

「歯磨きしないとダメだよ!」
→「ダメ」という言葉、実はかなり強い否定の言葉。言われると自分自身を否定された気持ちになってしまい、意欲が後退してしまう恐れがあります。

「歯磨きしないと虫歯になっちゃうよ!」
「虫歯になったら、歯医者さんで痛い痛いされちゃうよ!」
→脅してしまうと、「歯医者さん=痛くて怖いところ」と思い込んでしまいます。自宅に居ながら歯医者さんにトラウマができ、
いざ歯医者へ行こうとしても、歯医者さんを怖がってしまうかもしれません。

肯定的な言葉に言い換えてみましょう

「歯磨きしよう!」「歯磨きして、お口すっきりしようね!」
→ついつい言ってしまう「ダメ」。「ダメ」という言葉を使わなくても様々な表現をすることが出来ます。
歯磨きという行動を、楽しい!という認識に導くことができるよう、声かけを少し工夫するだけで、子どもの意欲も変わるかもしれません。

「歯磨きしたら、絵本読もう!」
→歯磨きした後のお楽しみを話してあげる事も一つの方法です。期待と見通しを持って歯磨きに取り組めます。

②いやいや期 なんでも自分でやりたい!!


子どもに選択させてあげる

興味を引くひと工夫

機嫌の良いタイミングに歯磨きをする

③仕上げ磨きが痛い?

力が強すぎたり、歯以外の粘膜にブラシが当たっていると痛みがあるため嫌がることがあります。

特に上唇小帯という、上唇と歯ぐきを結んでいるヒダは敏感でブラシが当たると痛みがあります。
仕上げ磨きの時は反対の人差し指でヒダを覆い、ブラシが当たらないように工夫してあげて下さい。

歯肉炎で歯ぐきから出血する場合には、やわらかめの歯ブラシを使用しましょう。

乳歯が生えてきたら、仕上げ磨きと歯医者さんで定期健診を

乳歯は永久歯より小さい分、エナメル質が薄くなっており、むし歯になると、あっという間に神経まで届いてしまうので要注意です。
乳歯が生えてきたら、仕上げ磨きはもちろん、歯医者さんで定期的に検診を受けるようにしましょう。

次回予告
次回のコラムは、「むし歯の予防」について紹介します。