
コラム
「甘酸っぱい」恋はいいけれど、歯には大敵
皆さんは甘いもの、酸っぱいものはお好きですか?
私は好きです。甘党、酸っぱ党を兼ねています。甘~いケーキを食べて幸せを感じたり、酸っぱ~いレモンみたいな酸性度高めなものもたまに猛烈に欲しくなることがあります。
甘酸っぱい恋はいくらでもしていいと思うのですが(私は最近、ほろ苦い恋を体験しました。。。。という話は置いといて)、甘酸っぱい食べ物は食べすぎ禁物です。
甘い物の食べすぎが禁物ということに関しては、以前のブログを参照してみて下さい。
→私、僕はむし歯がない。そう思って歯医者さんにいかない人ほど要注意。
酸蝕歯って知ってますか?
酸蝕歯とは、柑橘類、炭酸飲料、食酢など酸性度の高い飲食物によって歯のエナメル質が破壊される状態をいいます。酸を摂取する回数が多いまたは長時間酸にさらされていることで起きてしまうので口腔内全体に症状が広がってしまうのです。一度、破壊された歯は元には戻りません。
酸蝕歯は、よく聞く歯周病、虫歯に次ぐ歯科疾患とも言われ、4人に1人が酸蝕歯というデータもあると言われています。
酸蝕歯の怖いところは、徐々にエナメル質が破壊されるので、症状に気づきにくいという点です。
食べ物以外でも、胃酸が逆流することが増え酸にさらされることが多くなると、酸蝕歯になってしまう場合があります。
酸蝕歯を予防するには?
・酸性度の高い飲食物をを長時間口の中にためない。
・うがいをする。水を飲む、お茶を飲む。
・酸性度の高い飲食物を口にする回数を少なくする。
・唾液の分泌が少なくなる就寝前、運動中、運動後の水分補給では特に酸性度の高い飲食物は控える。
上記のことに気をつけて酸蝕歯を予防しましょう。
じゃあ、酸っぱいものは食べちゃいけないの?
そんなことはありません。特に酢は健康にいいと言われていますよね。
酢には疲労回復作用やダイエット効果、腸内環境の改善、美肌効果、高血圧抑制効果、がん抑制など数えきれないほどの健康にもたらすよい効能あります。
やはり口酸っぱく言われているようにバランスの良い食事をとることが健康には必要不可欠です。酸蝕歯にならないように予防する行動を取りながら、甘酸っぱいものでも適切な食選びやタイミングで摂取するようにしましょう!
次回のコラムは、「歯医者さんのさまざまな道具」について紹介します。